歯周病|流山市の歯科・歯医者【流山デンタルクリニック】

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歯周病

歯周病 PERIODONTITIS

歯周病とは?

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨に炎症が広がる病気です。 原因は、歯と歯ぐきの境目にたまるプラーク。この刺激で歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきで血が出たりします。痛みが出にくく気づきにくい「沈黙の病気」のため、気づいたときには進んでいて、歯を支える骨が少しずつ溶けていることもあります。 初期の「歯肉炎」は適切なクリーニングと毎日のケアで元に戻ることが多い一方、骨まで影響が及ぶ「歯周炎」は自然には治らないため、早期発見・早期治療が大切です。

30秒セルフチェック

当てはまる項目に✓を入れて、合計点で受診の目安を確認しましょう。

歯みがきやフロスで血が出る

朝起きると口の中がねばつく、口臭が気になる

歯ぐきが赤い・腫れている、むずむずする

冷たいものがしみる、噛むと違和感がある

歯ぐきが下がって、歯が長く見える

が少しグラつく感じがある

歯と歯の間に食べ物がはさまりやすくなった

歯ぐきから膿が出たことがある(押すとにじむ感じを含む)

タバコを吸う

ここ1年以上、歯科でクリーニングを受けていない

【判定の目安】

  • 0〜1点:良好。今のケアを続け、3〜6か月ごとの定期検診を受けましょう。
  • 2〜3点:注意。1〜2週間以内にお口の状態確認のための受診をおすすめします。
  • 4〜6点:要受診。歯周病が進行している可能性があります。見つけた週のうちに受診をご検討ください。
  • 7点以上:歯周病が進んで、重度の可能性があります。お早めにご連絡ください。

このセルフチェックはあくまで目安です。気になる項目があれば、当院にご相談ください。

初期〜重度のサイン

初期の歯周病

初期(歯肉炎)

歯みがきやフロスで血が出る、歯ぐきが赤い・むずむずする、朝のねばつきや口臭がある。

中等度の歯周病

中等度(歯周炎)

歯と歯ぐきのすき間が深くなる、出血や膿が出ることがある、冷たいものがしみる、歯ぐきが下がって歯が長く見える、軽いグラつきや噛むときに違和感がある。

重度の歯周病

重度

強いグラつき、噛めない・噛むと痛い、すき間が増える、歯ぐきがときどき腫れ、においが強くなる状態が何度も起こる

※症状の出方には個人差があります。「血が出る」「口臭が強い」「しみる・グラつく」が続く場合は、お早めに当院へご相談ください。

お口だけじゃない、歯周病の全身への影響

歯周病はお口の中だけの病気ではありません。歯ぐきの炎症が長く続くと、炎症物質や細菌が血液を通じて全身に影響し、さまざまな病気と関わることが分かってきています。

糖尿病

歯周病は血糖コントロールを乱しやすく、糖尿病があると歯周病も進行しやすい“相互関係”があります。

心臓・脳の病気(動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中 など)

歯周病で増えた細菌や炎症物質は血管に影響し、動脈硬化を進めるおそれがあります。歯周病がある方が、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まることが報告されています。

肺炎(とくに誤嚥性肺炎)

お口の中の細菌が唾液や食べ物と一緒に気道に入ると、肺炎を起こしやすくなります。

妊娠への影響

歯周病の炎症は、早産・低体重児出産のリスクと関連が指摘されています。妊娠中でも安全な範囲でケアが可能ですので、つわりが落ち着く時期に一度チェックをすると安心です。

流山デンタルクリニックの歯周病治療

まずは現在のお口の様子を確認し、治療内容や通院頻度をご説明します。ご不安やご希望も伺いながら、負担の少ない治療から始め、必要に応じて処置を組み合わせます。

プラークコントロール

プラークコントロール

初期〜中等度では毎日のセルフケアをしっか行う事で、症状が改善されます。お口の状態に合わせて、道具の選び方や磨き方をご提案します。

スケーリング

スケーリング

歯ぐきより上についた歯石やバイオフィルムを、専用の器具で除去する処置です。痛みは少なく、処置後に軽い出血やしみる感じが出てもほとんどの場合は一時的です。必要に応じて数回に分けて行い、炎症の原因を減らして歯ぐきが引き締まりやすい環境を整えます。

ルートプレーニング

ルートプレーニング

歯ぐきの中に入り込んだ歯石や汚れを取り除き、歯根の表面をなめらかに整える処置です。必要に応じて局所麻酔で痛みを抑え、処置後は一時的にしみる・違和感が出ることがあります。深い部位は複数回に分けて行い、効果を確認しながら汚れが付きにくい状態にします。

重度の歯周病にも外科的治療で対応します

基本治療を行っても深い歯周ポケットや出血・膿が残る部位、奥歯の根の分かれ目に問題が残る場合は、外科的治療を検討します。処置の内容・回数・期間・費用は状態によって異なるため、検査結果をもとにわかりやすくご案内します。

▶フラップ手術

フラップ手術

フラップ手術は、歯ぐきを小さく開いて視野を確保し、奥に残った歯石や炎症の組織を直接取り除く治療です。また、歯の根の表面をなめらかに整え、汚れがつきにくい状態にします。処置は局所麻酔で行うため痛みは抑えられ、術後は数日間、腫れや痛み、しみる感じが出ることがありますが、多くは数日でおさまります。
※適応や手順はお口の状態によって異なります。診査結果をもとに、最適な方法をご提案します。

再発させないためのメンテナンス

治療が終わってもゴールではありません。

歯周病は再発しやすいため、定期的なメンテナンスでしっかりと歯の健康を守りましょう。通院間隔の目安は、標準で3〜4か月。重度だった方やリスクが高い方は1〜2か月。安定が続く方は、最長6か月までの延長を検討します。